鍼灸で解消!〝実践的睡眠メソッド〟

鍼灸で解消!人生が変わる睡眠学習

肩こりと不眠と自律神経の関係

鹿児島市城西、鹿児島西警察署前【鹿児島不眠専門鍼灸】ZEN鍼灸接骨院 院長 栫です。

本日も学校では習わない人生の1/3を占める大切な睡眠のことを一緒に学んでいきましょう。

前回、子どものようにすぐ眠れる2つのスイッチとして「体温」と「脳」が重要ですよとお伝えしましたが「よく眠れる人」と「眠れない人」の差は何だと思いますか?

ベッドに入ってもなかなか眠れないんですよね、という寝つきの悪さを訴える方は多く、実際寝つきが悪い人とすぐに眠れる人では、入眠にかかる時間にどれだけの差があると思いますか?

眠りに入るまでの所要時間を「睡眠潜時」と呼びます。

ある実験で若くて健康な人を10人集めて睡眠潜時を計ったところ、平均7〜8分で眠ったそうでこれが正常値だとして、比較のために健康だが寝つきが悪いと自覚する55歳以上の20人を集めて睡眠潜時を計ったところ、10分程度だったそうです。

寝つきが良い人と、悪い人との差はわずか2分であり、なかなか眠れないと思っていても実際は寝ているケースは意外なほど多いのです。

なかには数10分寝つけない人もいますが、治療を要する睡眠障害は別にして「最近寝つきが悪いかも」くらいの感覚であればそれほど神経質にならずに、問題は「昼間の眠気が強い」「頭がすっきりしない」「ミスが多い」などの日中の覚醒度の低さが睡眠の良し悪しを判断するポイントになります。

ただし私たちが暮らしているのは、PCの影響やストレス、さまざまな刺激に溢れた眠りにくい社会です、かくいう私自身もこうして夜な夜なにPCを開きブログを書いたり、夢中になってYouTubeを見たりしてしまって朝まで眠れなくなった経験があります。

そこで、入眠を阻害するファクターを排除し、体温と脳という「眠りスイッチ」をしっかり操作することが必要になってきます。

睡眠医学は新しく長い間注目されていなかったのですが、体温の重要性については睡眠よりも早く認知されており、メジャーリーグや軍関係の組織でも重要とされています。

彼らは肉体が資本であると同時に、鋭敏な思考力が不可欠で、肉体だけ強ければいいわけではなく、最先端のテクノロジーを駆使するこの時代、明晰な頭脳であることが命を落とすかどうかの分かれ目でもあります。

とはいえ戦下では理想の食事も休息も望めない状況で規則正しく早寝早起き。たっぷり寝て、寝具も体にフィットしたものを、などそんな状況ではないのです。

良質な眠りは最高のパフォーマンスをもたらすだけでなく、ケガや事故は命取りとなり、24時間過酷な状況で頭と体を整えるには睡眠を取るしかなく睡眠量は望めないので質で対処するしかないのです。

だから日中のパフォーマンスには睡眠と体温が大切で非常に強く結びついており、体温の変化で睡眠の質を向上させるという話にはメジャーリーグや軍関係者は非常に興味を持っているのです。

私たちでいうと例えば「手が温かい子供は眠くなる」これはまさに眠りと体温の関係を端的に表しています、前述したとおり、体温には皮膚温度と深部体温の2種類があります。

大事なポイントなので強調すると、入眠前の子どもは手足が温かくなり、皮膚温度を「上げて」おり、何が起きているかといえば、いったん皮膚温度を「上げ」手足にたくさんある毛細血管から熱放散することで、効率的に深部体温を「下げて」いるのです。

なぜ深部体温を下げているかといえば、それこそ眠りへの入り口だからであり、つまり眠っているときは深部体温は下がり、皮膚温度は逆に上がっていますこの事実を今一度覚えておいてほしいです。

よく映画やドラマなどで冬山で遭難した場面がありますが、「深部体温が下がると眠くなる」という話から「寝るな!ここで寝たら死んでしまう!」というシーンです。

ではこの時、体の中ではいったいどんなことが起きているのでしょうか?

極寒の寒さの中、肺に冷たい空気が入り深部体温が急激に下がり始めると、入眠のスイッチが入ると同時に体はガタガタ震え出します、体温維持は生命維持であり何とか体温を上げようと筋肉を動かして熱産生を始め、それでも体温が上がらない場合は大切な脳にエネルギーを回すため動きを止めるのです。

脳の中でも生命維持に必要な自律神経(呼吸、心臓、体温維持など)を司る部分は動かし続け、命に直接関わりのない部分(思考、消化、筋肉など)は停止してスリープモードになります、これが雪山で遭難すると眠くなる理由です。

だが睡眠中は深部体温が下がる性質があるため、雪山で寝てしまうと通常よりさらに熱が奪われて低体温症になりやがて死に至るのです。

私たちの身近な経験でいうと、職場や学校の冷房で冷え切った部屋で眠くなってしまう人は、雪山で遭難しそうな人と似た状況であるのです。

いくら寒くても職場や授業中では体を動かすわけにはいかず、そうすると筋肉の熱産生ができなくなり深部体温がうまく上がらなくなり脳は生命維持を第一を考えて必要な部分以外をスイッチオフにし、スリープモードになります、つまり寒い部屋のせいで体温が下がり眠くなるのです。

面白いことに「春はぽかぽか暖かいから居眠りしてしまう」というが、この現象は春特有で実は原因が特定されておらず、秋から冬にかけては起こらないみたいで、冷え切った冬やキンキンに冷えた部屋も眠気の原因となるの注意したいものです。

日常生活では低体温症になるほどの冷房設備はないから過度の心配はいらないのですが、以前からのおさらいとして、体温は「上げて・下げて・縮める」がポイントであり、覚醒時の深部体温は皮膚温度より2℃ほど高いが、睡眠時は深部体温が0.3℃ほど下がるため、差は2℃以下に縮まる、大切なのは皮膚温度と深部体温の差が縮まった時に入眠しやすく、そのためにはまず皮膚温度を上げ熱放散して深部体温を下げなければいけないのです。

体温も「上げて(オン)/下げる(オフ)」のメリハリが大切なのです。

今日のポイントのまとめ

  1. 覚醒時は体温は上げてパフォーマンスを上げます(スイッチオン)
  2. 皮膚温度を上げて(オン)熱放散すると、深部体温は下がり(オフ)入眠する
  3. 黄金の90分中はしっかり体温を下げて(オフ)眠りの質を上げます
  4. 朝が近づくにつれて体温が上昇し(オン)覚醒していきます

このメリハリがあれば、最初の90分はぐっと深くなり、すっきり目覚め日中の体温も上がり、眠気もなくパフォーマンスが上がります。

次週はいかにして〝体温のスイッチをオン/オフ〟するかの具体的な方法をご紹介していきます。

鍼灸で自律神経を整え、睡眠の質を改善・向上し、不調に支配されない生き生きとした毎日を過ごしてみませんか?

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